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■2021/09/16

「選手の気迫を肌で感じた」

東京2020五輪— 〈人物風土記関連記事〉 バレーボール国際審判員 渡部さん

東京2020大会バレーボール会場で撮った唯一の記念写真(右)・ Vリーグで審判を務める渡部さん=共に本人提供写真

 相模原市ゆかりの選手も大活躍した東京2020オリンピック・パラリンピック大会が閉幕した。バレーボールの国際審判員の資格を持つ渡部菜保子さん(41)=向陽町在住=は、試合の記録員としてオリンピックの大舞台を支えた。

 渡部さんが初めてバレーボール競技の会場である有明アリーナ(東京都江東区)に立ったのは5月1日、東京五輪テスト大会も兼ねて開催された、日本対中国の国際親善試合「バレーボール日本代表国際親善試合〜東京チャレンジ2021〜」。同会場で開かれる初のバレーボール国際イベントとなる大会で、渡部さんは副審を務めた。五輪本番に向けてのコロナ対策実践の場としても注目された。「選手同士の接触はもちろん、床に飛び散った汗を頻繁に拭き取ったりと、いつもと違った緊張感があった」。親善試合ではあったが選手たちの気迫は本番と変わらない。「やるべきことをやる」。選手が気持ちよくプレーできるよう任務にあたった。

記録員として大舞台に

 五輪のバレーボールの試合は7月24日から始まった。渡部さんは同20日からホテルに宿泊し決勝戦翌日の8月9日まで3週間滞在した。コロナ対策のため、外出は禁止、ホテルと試合会場だけを往復する毎日。それでも「オリンピックという大舞台に参加することができてうれしかった」と笑みがこぼれる。渡部さんはNTO国内技術者役員として、試合の得点や選手のローテーションの不正や間違いがないかのチェックを行い公式記録を作る記録員の役目を担った。1日1試合を担当する日々が10日間続き、時には終了時間が日をまたぐ試合もあったが「全てがいい経験になった」と振り返る。

「吹きたい」

 初日は独特な大会の雰囲気に緊張が増したが、予選、決勝と進んでいくうちに気持ちが締まっていった。「段々と緊張し過ぎない状態になった。やるべきことができたと思う」と清々しい表情。国を背負って戦いに挑む選手たちの姿に「生活や命をかけて挑んでいると肌で感じた」。国際大会の審判経験はあったが、五輪にかける選手たちの気迫は他の大会とは違ったという。今大会は主審ではなく、記録員としての参加。任務を遂行するなかで強くこみ上げてきたのは「ここで笛を吹きたい」という思い。国際試合で経験を積み、その役割を担うメンタルと技術を身につけ、「主審として再びこの大舞台に立つ」と心に刻んだ。

情報提供元:(株)タウンニュース社

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