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■2021/07/22

「最悪の現状を知って」

森元署長インタビュー

本紙の取材に応じる森元署長=13日

 タウンニュースと相模原警察署による初めてのコラボレーション紙面の発行に当たり、本紙では森元博署長にインタビューを行った。今年3月の着任からこれまで、署管内を取り巻く交通事故の発生状況やその分析を踏まえ、市民への啓発を呼びかける。

 -6月末までの交通事故の発生状況をどうご覧になっていますか。

 「2016年からの過去5年間、件数は減少傾向でしたが、今年上半期を終えて前年より件数が増加している事に危機感を持っています。現在、署でも最重要課題として取り組んでいるところで、タウンニュースでの広報活動も対応策の一つです。この紙面を読んで、まず市民の皆さんには現状を知ってもらいたいと思います」

 ―県内最悪の件数である自転車事故についてはいかがでしょうか。

 「区内で起きた交通事故のうち約4割を占める自転車事故への対策は、着任後からずっと意識しています。自転車事故は年々増え続けてる一方です。まさに自転車事故対策は最優先です」

 -相模原署の取り組みを教えてください。

 「6月末まで『交通事故抑止特別対策計画』を実施し、警戒を強化しました。加えて、夏休み前までに区内の中学・高校に訪問して、交通安全に向けた啓発を行っています。具体的には、自転車を運転しながらスマートフォンの操作やイヤホン装着、傘を持っているなど、交通ルールを守っていない方に『指導警告票』を交付し、悪質な交通違反に対しては交通切符も告知しています。指導取り締まりを通して、ルールが守られていないことを認識してもらいたいのです。当署がこのように厳しい姿勢で臨んでいることが市民の皆さんに伝わっていくと良いと思います」

 ―自転車を利用する市民はどのように注意しなければならないでしょうか。

 「自転車事故は朝の通勤・通学の時間帯に突出して多く、特に中学・高校生によるものが目立ちます。また、事故のほとんどは交差点で発生しています。一時停止できちんと止まらない、出合いい頭によるものです。このような傾向を知っていただき、その上で学校・家庭・職場などで、話し合いをする機会を持ってもらいたい。そして、自転車は道路交通法上『車両』です。自転車事故は自分もけがをしますが、歩行者が相手だった場合は深く傷を負わせてしまうこともあります。皆さんが思っているほど手軽な乗り物ではなく、日常を変える危険性が潜んでいるのです。自分以外を傷つける可能性を考え、責任感を持って乗車する必要があります。そのことを意識してもらいたい。また自転車を運転する際には一時停止で止まる、見通しが良くないところでは原則徐行する、左右は確実に確認してほしい。こんな簡単なことで事故はかなり防げます」

 ―車のドライバーに対してはいかがですか。

 「交差点では『危ない』、『自転車が飛び出してくる』と想像して、事前に『心のブレーキ』を踏んでください。自転車の事故が多すぎるために、そういった注意も必要です。また、横断歩道で歩行者を見つけた際には一時停止することもお願いしたいです。加えて、歩行者に関しては横断歩道のない車道など、危険な場所で飛び出したりはしないでください。事故を起こした人は必ず後悔します。起こしてみて気づくのでは遅いのです」

 ―市民に向けてメッセージをお願いします。

 「この窮状を知ってもらいたいのが最大の願いです。相模原署管内の交通事故の発生件数は県下54署中2番目の多さで、そのうち自転車が関連する事故の割合はワーストワンです。そのくらい最悪な状況。危機感を持たなければいけません。ハンドルを握る以上は加害者になる可能性があることを認識してもらいたい。相手にけがを負わすのはもちろん、悲しむ家族がいる。それをイメージして、『止まる・減速する・左右を見る』。これを守ってもらうだけでも事故は減ります。これからも署や第二交通機動隊のみならず、関係団体の皆さんや区役所とも協力して、引き続き啓発活動や指導取り締まりに注力し、1件でも多く事故を減らしたいと、強く思っています」 

情報提供元:(株)タウンニュース社

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