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■2021/06/03

「コロナ禍でもお口のケアを」

相模原市歯科医師会 井上俊彦会長に聞く

 「健康な心と身体はお口から」をスローガンに、市民のための歯と口腔の健康づくり活動に取り組んでいる公益社団法人相模原市歯科医師会(井上俊彦会長)。同会の取り組みや今後の展開、歯科診療の現状などについて聞いた。

◇ ◇ ◇

 -歯科診療に関して、新型コロナの影響をどう感じていますか。

 「事実、コロナ禍の受診控えは起きています。歯科は患者さんに一番近くで接触するから感染リスクが高い、という報道がされたのですが、もともと歯科では手袋もマスクも着用して治療を行っていますし、いわゆるスタンダードプリコーション(標準予防策)を徹底しています。歯科治療を介してのクラスターは、起きていません。今までメンテナンスで来ていた患者さんが受診を控えることで口腔内に汚れがたまって掃除できない状態が続き、歯周病などが悪化して来院するということが結構あります。虫歯のケアをしていた子どもたちも、定期的に来ることでリスクを下げていたのに、来院しなくなり虫歯が大きくなったという事例も増えています」

 -新しい生活様式の歯科への影響などはありますか。

 「例えば、マスクをしていると口呼吸になりがちです。口で呼吸すると口腔内が乾燥し、抗菌作用のある唾液の量も減って、口臭や虫歯のリスクが高まってしまいます。新しい生活様式の歯みがきについては、神奈川県歯科医師会で、飛沫を飛ばさない・密にならない・おしゃべりしない・換気のいい広いところで・しっかり磨いてコロナ予防、という5つの約束を提唱しています。自宅でのケアももちろん大切ですが、自己流だと磨けているところとそうでないところが出てきてしまいますので、やはり、できるだけ歯科の受診をしていただきたいと思います」

要介護高齢者等診療やオーラルフレイルなど

 -相模原市歯科医師会の取り組みについて教えてください。

 「市の協力を得て、健診と診療の事業を展開しています。例えば、40歳から80歳の市民を対象にした『お口の健康診査』では、500円(70歳以上は免除)で歯の状況や歯周組織などを診査します。また、障害や介護により通院が困難な方に対し、歯科訪問協力医が歯科訪問診療を行っています。ただ在宅では治療が困難な場合もあります。そこで当会では、要介護状態で歯科治療が受けられない65歳以上の方を対象に毎週日曜日の午前9時から正午まで、ウェルネスさがみはらB館2階の相模原口腔保健センターで、要介護高齢者等歯科診療所を開設し、治療を行っています。だんだんと浸透してきてはいますが、市民の皆さんに利用していただけるよう、もっと周知をしていきたいと思っています」

 -オーラルフレイルという言葉を耳にすることが増えました。詳しく教えてください。

 「オーラルフレイルは、むせる、食べこぼす、舌が回らない、あごの力が弱い、といった高齢期の口に関する些細な衰えを放置、または適切な処置がされないことで、生命予後に大きな影響を与える状態を言います。先ほどお話しした要介護高齢者等診療に加えて、当会ではオーラルフレイルの予防・対策を強化していきたいと考えています。オーラルフレイル対策を積極的に啓蒙し、いずれは歯科医院で健診が行えるようにしていきたいと思います」

※事業の問合せは、お口の健康診査は市健康増進課【電話】042・769・8322、歯科訪問診療・要介護高齢者等歯科診療は同会事務局【電話】042・756・1501へ。

情報提供元:(株)タウンニュース社

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