相模原にもあった徳川家康の足跡
“どうする家康”関連のミニ展示に行ってきました
2023/03/07

2023年の大河ドラマの主人公・徳川家康にゆかりのあるスポットは相模原にもいろいろとあります。相模原市立博物館でNHK大河ドラマ『どうする家康』の放送にあわせて1月7日から3月26日までミニ展示「相模原にもあった!?徳川家康ゆかりの地」が開催されています。

身近なところに歴史が残る
相模原市内を中心に家康やその祖先、家臣にゆかりのある場所の写真とエピソードをパネル展示しています。展示されている写真はすべて博物館歴史担当職員の眞壁ゆいさんが現地を回って撮影したものだそうです。

家康が亡くなったのち、その柩(ひつぎ)を久能山から日光山へと移す「霊柩遷座(れいきゅうせんざ)」が行われました。
「絵葉書に描かれた霊柩遷座のまちなみ」のコーナーでは、博物館の郷土史家・鈴木重光氏からの寄贈による膨大な絵葉書コレクションのなかから、明治から昭和にかけて製作された霊柩遷座に関係する場所のものをピックアップして展示しています。
2月15日から2月26日まで、家康役の松本潤さんをはじめとする出演者6名の等身大パネルの展示もありました。(NHKとの共催)

常設展示のなかに関連の展示品もある
家康の祖先で9代前の松平氏の始祖・松平親氏(まつだいらちかうじ)とその父・世良田有親(せらたありちか)が帰依した際に落とした髪を埋めたと伝えられるのが南区当麻の無量光寺のお髪塚(おはつづか)。
博物館の自然・歴史展示室内には、お髪塚の五輪塔の複製があります。

「相模原市立博物館でのミニ展示は3月までですが、市内での巡回展示もしたいと思っています」(眞壁さん)
また、JR相模線相武台下駅近くには陣屋稲荷(家康の重臣・内藤清成(ないとうきよなり)の陣屋跡地の一角に建つといわれる)や、家康がたびたび訪れたといわれる宗仲寺など、気軽に行けるスポットがあります。
これから暖かくなる季節。ウォーキングがてら家康ゆかりの身近な史跡をめぐってみてはいかかでしょうか。
