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サイクリングの聖地・相模原!
地元メンバーの朝練に同行してきました!


2021/12/16

「東京2020オリンピック自転車ロードレース競技」や海外選手も参戦する「ツアー オブ ジャパン(TOJ)」のコースに選ばれるなど、相模原市はサイクリストから〝聖地〟として注目を集めています。今回は、相模原市緑区で自転車専門店「中島サイクル」を営み、神奈川県自転車商協同組合の副理事や神奈川県自転車防犯協会の副会長を務める、三浦茂雄さんにサイクリストから見る相模原市の魅力を教えていただきました。

サイクリングは、コロナ対策や環境対策にもつながるスポーツ

―サイクリングをするという目線で、相模原が人気を集めている理由を教えてください。

相模原市は、オリンピックやTOJの舞台となり、これまで以上に注目される機会となったと思っています。特に、オリンピックのために用意された「巨大横断幕(※)」は、ここで撮影するために全国のサイクリストが集まっている場所になっていますね。
※横断幕の掲出は令和3年12月26日まで。

新型コロナウイルス感染症の対策や、地球環境問題などの点からもサイクリングは注目を集めていますが、一言で「サイクリング」といっても、ロードバイク、マウンテンバイグ、クロスバイクと、用途によって乗る自転車は変わります。オリンピックやTOJはロードレースの大会でしたのでロードサイクルが人気ですが、相模原市ではどの種目も楽しめます。

―大会以外にも、相模原が選ばれている理由はありますか?

そうですね。相模原市緑区のエリアは、そもそもサイクリストにとって適した環境があると思います。具体的には、1つ目は交通量が少ない点。ゆえに信号も少なく、風をきってスイスイと走ることができます。2つ目は程よく起伏がある点も挙げられますね。もちろん、ずっと平坦な道を走るのも良いのですが、起伏があった方が強弱もつき、走りを楽しめると思います。このように、サイクリングをするのに絶好の場所でありながら、飲食店や素敵な景色といった様々な「観光資源」もあるのが、相模原市の特徴かも知れませんね。

記者が、中島サイクルの朝練ライドに同行しました!

中島サイクルでの自転車購入者や伝手で知り合ったメンバーが、週1日のペースで相模原を回る「朝練」を行っています。今回はそこに参加させていただき、実際の〝相模原ライド〟を体験しました。

街並みを抜けると、一気に山間部へ

この日の参加者は9人。8時に橋本駅近くにあるお店に集合し、コースを打合せ後、早速出発。初めは車がちらほら通る道でしたが、15分も走れば、山間部へと一気に景色が変わっていきます。

風を切り、自然を駆け巡る

1つ目に向かった先は、綺麗な眺望を見渡せる「本沢ダム」。本沢ダムに辿り着く直前に現れたのは、その見た目の通り、アルファベットのZの形をした坂、通称「Z坂」と呼ばれています。新潟県佐渡島にあるZ坂が有名ですが、相模原版Z坂もサイクリストを楽しませてくれます。辿り着いた本沢ダムは、天気が良ければ日光や筑波山まで、見ることができます。

続いて向かった場所は、かながわの橋100選に選ばれている「名手橋」。橋長180m、幅員3.5mと巨大な吊り橋で、地元の生活道路の一部となっています。
津久井湖上にあり、湖面から立ち上がる山腹が陰となり深い色合いが魅力で、青い名手橋との調和が楽しめます。

アップダウンや橋を渡りながら、しばらく走ると、津久井湖を眺めるポイントに到着。津久井湖の周辺は桜の名所としても知られているほか、秋には紅葉、冬にはわかさぎ釣りなど四季折々の表情を見せてくれるスポットで、県内でも有数の景勝地として人気があります。

休憩スポットも充実

今回、最後のポイントは津久井湖観光センター。景色や植物のほか、地元野菜や加工品なども楽しめる場所です。地元の津久井産材で作られたサイクルスタンドがあり、多くのサイクリストが休憩ポイントとして、一息ついていました。

この後は、また橋本駅近くのお店前まで戻り、およそ70kmの相模原ライドを終え、清々しく皆解散していました。

他にも魅力スポットがたくさん

―三浦さん、本日はありがとうございました。

大会で使用されたこともあり、多くのサイクリストが相模原市を訪れています。街中ではサイクルスタンドがお店のいたるところにあり、ゆっくりと楽しんだりトレーニングをして活用したりと、楽しみ方は多種多様です。とても1日で回りきれる場所ではなく、季節によってもその顔は変化しますので、何度来ても楽しめる場所ですね。

緑区のサイクリングコースやサイクリストにお薦めのお店、スポットなどを紹介するガイドブック「Slowly Cycling Field SAGAMIHARA-midoriku」が発行されていますので、ぜひご参考にしていただければと思います。

サイクリストの皆様も自動車・バイクを運転される皆様もマナーを十分に守りながら、相模原市を楽しんでください。

【取材先情報】
自転車専門店「中島サイクル」
(住所)相模原市緑区橋本3-30-1
(電話番号)042-772-2668
(HP)http://www.nakajima-cycle.com/index.php

Slowly Cycling Field SAGAMIHARA-midoriku
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/res/projects/default_project/_page/001/009/271/sagamihara_cyclingbook_s3.pdf

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